人気のノンシリコンシャンプーのメリット・デメリット?
髪に優しいと人気のノンシリコンシャンプーですが、髪に良いというのは何となく知っている人も、実際にどんな効果やメリットがあるのかきちんと理解できていない方も多いのでは?
ここでは、ノンシリコンシャンプーのメリットでデメリットについて紹介します。
ノンシリコンシャンプーとは?
一般的にシャンプーに配合されているシリコンは、正式にはシリコーンといい、シリコン(元素の1つであるケイ素)を化学的に合成処理したもの。
シリコンがシャンプーに配合される理由は、洗浄成分で痛む髪を保護するためのもので、髪の表面を覆って、髪へのダメージを軽減させてくれます。
刺激が少なく、安全性も高いため、化粧品などにも使われています。
このシリコンが入っていないものを「ノンシリコンシャンプー」と言います。
シリコンシャンプーと言っても、成分表にはっきり「シリコン」と記されている訳ではなく、具体的に、次の成分はシリコンのことを指しています。
- ジメチコン
- シクロメチコン
- シロキシ
- メチコン
ノンシリコンシャンプーを選ぶ際は上記の成分が含まれていないものを選びましょう。
ノンシリコンシャンプーのメリット
1.カラーやパーマの持ちがいい
ノンシリコンシャンプーの最大のメリットは、髪を素の状態に近づけられること。そのため、カラーリングやパーマがしっかりとかかるようになるということです。
2.髪全体にボリュームが出やすい
シリコンは髪をコーティングしてダメージを防ぐもので、髪質によってはシリコンの重みで髪が潰れたり、ぺったりとした重たいと感じることもあります。
一方ノンシリコンシャンプーはコーディング作用がない分、髪全体が根本から立ち上がりやすくなり、ボリュームのある軽やかな印象になります。
3.頭皮を健やかに保つ
シリコン配合のシャンプーは、しっかりすすぐことができていないと、頭皮にシリコンの成分が残って、フケや痒みなどの頭皮トラブルを招く可能性があります。
ノンシリコンシャンプーであれば、頭皮にシリコンの成分が残ることもないので安心。
ノンシリコンシャンプーのデメリット
1.髪がきしむ
ノンシリコンシャンプーの最大のデメリットは髪がきしむこと。髪がキュッとするので、指通りも悪く感じます。
毛量が多く広がりやすい、ブリーチなどでハイダメージヘアの人などもノンシリコンシャンプーはあまり向いてないです。
2.熱などの外部刺激に弱い
ノンシリコンシャンプーには、髪をコーティングする作用がないので、ドライヤーやヘアアイロンの熱が直接伝わり、髪がダメージを受けやすい状態になります。
使う前には、洗い流さないトリートメントなどをつけたり、長時間髪の毛を熱い状態にしないなどの工夫をしてください。
ノンシリコンシャンプーは、髪や頭皮を本来の状態へと戻すことができるシャンプーです。
日々使い続けることで、ツヤとしなやかさのある髪へと導いてくれます。
一方で、もともと髪のダメージがひどかったり、広がりやすい髪質の方には向かないのも事実です。シリコン自体が髪に悪影響を与えるわけではないので、自分の髪質に合ったシャンプーを選ぶのがベストですよ。